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PT検査とは?

PT検査とは? PTとは、浸透探傷検査のことで、サンプルを傷つけず検査を行うことができる非破壊検査のひとつです。

英語で略さずに言うとPenetrant Testingなので、そのイニシャルからそう呼ばれます。

具体的には、物質の表面に小さな傷や亀裂が無いか調べることができます。そのものを壊さずに調べることができるので、物作り、土木業など、工業の多岐に渡る分野で活躍が期待されています。

基本的に金属、非金属に関わらず、水を吸ったり、もとから穴のいっぱい空いている多孔質でなければどの物質にも使えます。日常身近なものから、工業用製品の精度維持などのために使われ、PTを行う技師の技術向上を図る試験もあります。

大きな亀裂は、小さな亀裂に応力がかかり徐々に進展することで生まれ、結果的に材料の強度の大幅な低下、果ては破壊を招きます。こうした普段見えにくい、大きくなる前の小さな亀裂を先に見つける手段として、PTは存在します。



PT検査の必要性と方法

PT検査の必要性と方法 工業は、近代以降の急成長と、現代の不景気の板挟みによって、少ない経費で良いものを作るという使命を担ってきた分野です。そのため、最低限の品質を維持した材料の調達は必要不可欠であり、その見極めも重要となっています。

高温、高速、高負荷と、現代使用されている材料は、少し前に比べても厳しい使用条件をクリアしなければいけません。また、石油製品の普及によって、その素材の性質も格段に増えました。

そのものの性能を低下させず、その材料に適正なパフォーマンス能力があるかどうか、細かい傷が付いて危険性が高くなっていないかなどを調べる術が求められているのです。

PTは非破壊検査なので、このような場合に非常によく用いられます。例えば、身近な建築物から、原子力圧力容器、ボイラー、球形タンク、パイプライン、飛行機、鉄道、自動車、船、果てはロケットまでがPTの検査によって、安全性を確認されています。

PTの検査の過程は3種で、観察方法、余剰浸透液の除去方法、現像方法の組み合わせで、ひとつの結論を導き出します。簡単に言うと、染料を染みこませて、少し待ってから除去し、観察することからなります。

観察方法には、染色浸透探傷検査、所謂ダイチェックと呼ばれる方法と、蛍光浸透探傷検査があります。余剰浸透液の除去方法は、剤除去性浸透探傷検査、水洗性浸透探傷検査、後乳化性浸透探傷検査、現像方法は速乾式現像法・湿式現像法・乾式現像法・無現像法があり、それぞれ3つの行程から被検体と状況に適している検査方法を選んで組み合わせます。

PTは、まだまだ新しい非破壊検査なので、試験で資格を取ると就職で有利になることもあるようです。工業系に進路決めている人は、受験を検討しても良いかもしれません。


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