FXの強制ロスカットの計算は、少しややこしいので慣れるまでわかりにくいかもしれません。
強制ロスカットは、自動ロスカット、マージンカットなどと呼ばれ、元本が保証されない金融商品であるFXだからこそ保険として働くシステムです。
FXは、日本語では外国為替証拠金取引と呼ばれます。世界に存在する為替を買ったり売ったりすることで発生する差額で利益を得ることを目的としています。
証拠金を一定以上預けることで開始でき、レバレッジと呼ばれるシステムを利用して、実際に手元にない大きな金額でも動かすことができるので、利益を生みやすいという特徴があります。
ただ、その分、急激に相場が変動した場合、損失も生みやすくなります。その場合の損失をなるべく抑えるための強制ロスカットなのです。
市場の揺れによって損失が重なり、証拠金が、取引業者が指定した以上に減った場合、ポジションの一部、あるいは全てを自動的に決済して、それ以上負けが込まないようにするのです。
だいたい20%から30%ぐらいにまで減ると、強制的に行うという取引業者が多く、一部業者には警告の連絡や、連絡メールなどで機能を代替するところもあるようです。
強制ロスカットの数字は、それぞれ取引業者毎に明記されていますから、あれこれ計算するためにも、覚えておくようにしましょう。FXの強制ロスカットの仕組みは、具体的に計算してみるとわかります。
FXのロスカットを計算してみる
証拠金が10万円だったとします。1ドル115円の時に1万ドル買うと、115万円分の価値になります。ここで円高になり、1ドル107円になったとします。
結果107万円に減ってしまいます。計算で導き出された差額8万円は、証拠金10万円に対して、十分強制ロスカットを引き起こすに足りる数字です。
残額が2万円と、もともとの10万円の20%なので、少なくとも強制ロスカットが20%なら、その時点で強制的に決済が行われてしまうわけです。
保険のためにと述べましたが、時にはとても煩わしいシステムとなるわけです。FXの強制ロスカットを防ぐには、計算式を見ればわかることですが、やはり保証金を増やし、レバレッジを低く保って、堅実な儲け方をすることです。
反対に、いくら市場が逆に動いたら強制ロスカットが起こるのか、いくらまで耐えられるのかなど、同じ計算式から応用して調べることができるので、特に証拠金が少ないうちにFXをしている最中は、自分の証拠金を覚えておいてササッと計算できるようにしておく方が賢明です。
そうすることで自分でこまめに損切りを行う癖も付くので、手遅れになることが少なくなります。FXの強制ロスカットの計算式は、パターンをリストにして書き出してみて、頭の中で感覚が沸いてくるまで反芻した方が良いでしょう。
細かな計算は煩わしいのですが、やはりマメに計算を行うことに慣れなければ、FXで利益を出すことは難しいと言えます。
