保険証の色が会社の同僚と違っていたり、更新の時に変わったりして、戸惑ったことがあるという方が多いようです。
実は保険証には水色、ピンク色、黄色、薄紫など様々な色があります。
保険の種類や年度によって色が変わっているのです。所得によって保険証の色が違っているのではないかと思っている方も居るようですが、所得で変わるようなことは一切ありません。
保険には「国民健康保険」と「健康保険」があります。「国民健康保険」は民間のサラリーマンや一般の公務員が加入する、ごく一般的な保険です。
この国民健康保険は市区町村によって保険証の色が異なることがあります。普通の被保険者か、退職者医療の被保険者か、高齢者医療保健かでも色が異なっています。
退職者の医療制度に該当する人がいる場合には、もう1枚別に色の違う国民健康保険退職被保険者証が交付されます。退職者医療は、厚生年金保険など被用者年金に一定期間加入し、老齢年金給付を受けている65歳未満等の人が対象です。
高齢者医療は、長寿医療制度(後期高齢者医療制度)によって行われ、75歳以上の方および65歳?74歳で一定の障害の状態にあることにつき後期高齢者医療広域連合の認定を受けた人が対象です。
健康保険の種類と保険証の色
「健康保険」にはいくつか種類があります。「協会けんぽ」には健康保険組合を持たない企業の従業員が加入しています。平成20年9月までは社会保険庁が政府管掌健康保険(政管健保)として運営していましたが、現在は全国健康保険協会が運営しています。
健康保険の管轄が政管健保である社会保険庁から、全国健康保険協会(協会けんぽ)に変わった時に、保険証の色が変わりました。従来のオレンジ色から水色となり、保険者名称欄が「○○社会保険事務局(△△社会保険事務所)」から「全国健康保険協会○○支部」に変更されています。
「健康保険」には他にも、企業や企業グループで構成される単一組合、同種同業の企業で構成される総合組合、一部の地方自治体(都市健保)で構成される健康保険組合が運営している「組合健保」もあります。
それから船舶の船員のための「船員保険」や、国家・地方公務員や日本郵政グループ職員、私学の教職員などのための「共済組合」もあります。
このように保険を運営する組合にもたくさんの種類がありますので、それぞれで保険証の色が違ってきます。国民健康保険の場合は年度によって保険証の色が変わります。
それから健康保険組合の場合は、今までは3年ごとに保険証を更新していて、その度ごとに色が変わります。上記の保険証のように有効期限がある物の場合は、回収するときに便利だから色を変えているのではないかと思われます。
前の保険証と新しい保険証が同じ色だと、間違って新しいのを返してしまう人がでてきてしまうので、それを防ぐ狙いがあるのではないでしょうか。
